2021/08/25 畔田(Cゾーン) 待避所(駐車場)からスタートし、五反目谷津を過ぎ、柿木坂を登って、炭焼き窯の現状をみた。 炭焼き窯は、アレチウリに覆われていた。10年近く前に一度炭焼きを行っただけで、 それ以後は使われていないとのことであった。 焼き窯近くで畔田里山会の方と出会い、私たちのグループの説明をした。 畔田里山会は、地元の農家の皆さん27名で活動されている団体であり、(仮称)佐倉西部自然公園のCゾーン整備を進めている。畔田地区の2ヶ所の畑で、約3万本のヒマワリを栽培され、今年で4年目になるとのことであった。 今後の私たちの活動のにおいて、協力していただけるとのことであった。 春日神社 天兒児屋根命(あめのこやねのみこと)を御祭神とする神社。 境内には大小の『三山碑』と『女人講中』の石祠や石碑が多く見られる。村内の男性は出羽三山である月山・羽黒・湯殿に生涯に1度は参詣するために講を組み、女性は同じく秩父にお参りしたと云われている。 正光寺 阿弥陀如来を本尊とする真言宗豊山派の寺院。 延文3年(正平13年、1358)の創建と伝えられ、古くは字坊谷津にあったものを天保4年(1833)に現在の地に移したとされるが、明らかではない。 薬師堂 境内右奥にある正光寺薬師堂には、佐倉市の有形文化財に指定されている『木造薬師如来立像』が安置されている。 正光寺の隣の民家に生えるスダジイは、見事な大樹であるが、佐倉市名木・古木・樹林・草地等保存選定一覧表には載っていない。 坊谷津 正光寺薬師堂から坂を下っていくと、坊谷津に至る。道は夏草に覆われ、藪漕ぎしなければ、前に進めない状態であった。野球場から谷津に降りる道は、整備されているようだった。 谷津の入り口には、西部自然公園の看板が設置されていたが、セイタカアワダチソウに囲まれて、なかなか見つけることはむずかしい。 佐倉里山支援28のホームページへ
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(仮称)佐倉西部自然公園の生物観察調査①
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2021/08/04 1.下志津五反目谷津(Aゾーン) 待避所(駐車場)からスタートし、五反目谷津の奥に向かって行った。池のそばにある藤棚は老朽化しており、ベンチは撤去されていた。秋からの竹林整備作業でベンチを修復できればと考えている。 下志津の竹林までの樹下は、ヤブミョウガが繁茂しており所々にキツネノカミソリやアオイスミレ、タチツボスミレが見られた。 下志津の竹林前の階段を上り尾根に上がる。坂本文雄さんが中心となって整備している竹林のそばの荒廃した竹藪を確認した。 秋からは、このエリアを整備したいと考えている。粗大ごみがされた不法投棄箇所のそばを通り、さらに尾根部を進み上峠城跡に向かう。2019年の台風被害で多くの樹木が折れており、そのまま枯れている。 2.下志津白井作(Aゾーン) 県立佐倉西高等学校のグラウンド裏から東邦大学佐倉看護学校に隣接するエリアであり、将来的には多目的広場を配置して、自然体験や学習の場として活用されるエリアである。当日は、佐倉市内の幼稚園児がプレイパークを実施しており、木登り遊びをやっていた。尾根上は、草刈りがされており、簡易トイレも確認できた。 ちゃぶくばあさん(エノキ)までは畑が続き、再び下志津の竹林を確認しながら幹線市道1-13号線に出て、Bゾーンに向かった。 3.畔田谷津下流域(Bゾーン) Bゾーンは、畔田谷津ワークショップのメンバーを中心にして、耕作放棄された田んぼの草を刈り、湧水をためている。下草を目一杯ではなく、余裕を残して刈ることにより、蛙・ヘビなど生物が生息しやすい環境にしており、サシバの餌場にもなっている。七枚田、四枚田を見ながら、遊歩道を手繰川方面に向かった。 佐倉里山支援28のホームページへ
佐倉市の里山の現状と課題
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2021/07/21 佐倉市環境部生活環境課の方を講師にして、「環境」についての定義、佐倉市の自然環境が印旛沼とそこに流れ込む河川、河川を作る湧水、湧水を涵養する北総台地の谷津地形について学んだ。 市内には169ヶ所の谷津があったが、その9割は工作が放棄され、現在は谷津地形の60ヶ所は消滅してしまったとのこと。 佐倉市では、1977年から植生について市全域の植物の生態調査を行い、1980年に「佐倉市河川の生物」、1995年に「佐倉市水辺の生物」、2000年には、「佐倉市自然環境調査報告書」を作成した。(その概要版「佐倉の自然」を参加者にいただいた。) 自然環境調査で判明した重要地域として、飯野、畔田沢(畔田谷津)、小篠塚、上勝田(タキヤツ)、岩富の5か所がある。 2006年に谷津環境保全指針を作成し、市民協働による体制で谷津景観の保全、生物・生態系の保全、水源の保全、自然と文化の継承を推進していくこととなった。佐倉市では、畔田沢周辺に2005年から(仮称)佐倉西部自然公園を整備することとした。 畔田沢周辺はオオタカ、サシバ等の猛禽類や、その餌となるニホンアカガエルなどのたくさんの生き物が生息しているため、下流域は、畔田谷津ワークショップによる管理を行い、上流域は市民ボランティア団体による整備を行っている。 現在第2次環境基本計画が2020年3月に作成され、谷津保全を継続する仕組みづくりを重点プロジェクトの1つに設定した。市民カレッジ2年の私たちのまちづくり「佐倉里山支援28」は、その実践団体として今後の活動に期待している。との激励をいただいた。 佐倉里山支援28のホームページへ