(仮称)佐倉西部自然公園の生物観察調査①
2021/08/04
1.下志津五反目谷津(Aゾーン)
待避所(駐車場)からスタートし、五反目谷津の奥に向かって行った。池のそばにある藤棚は老朽化しており、ベンチは撤去されていた。秋からの竹林整備作業でベンチを修復できればと考えている。
下志津の竹林までの樹下は、ヤブミョウガが繁茂しており所々にキツネノカミソリやアオイスミレ、タチツボスミレが見られた。
下志津の竹林前の階段を上り尾根に上がる。坂本文雄さんが中心となって整備している竹林のそばの荒廃した竹藪を確認した。
秋からは、このエリアを整備したいと考えている。粗大ごみがされた不法投棄箇所のそばを通り、さらに尾根部を進み上峠城跡に向かう。2019年の台風被害で多くの樹木が折れており、そのまま枯れている。
2.下志津白井作(Aゾーン)
県立佐倉西高等学校のグラウンド裏から東邦大学佐倉看護学校に隣接するエリアであり、将来的には多目的広場を配置して、自然体験や学習の場として活用されるエリアである。当日は、佐倉市内の幼稚園児がプレイパークを実施しており、木登り遊びをやっていた。尾根上は、草刈りがされており、簡易トイレも確認できた。
ちゃぶくばあさん(エノキ)までは畑が続き、再び下志津の竹林を確認しながら幹線市道1-13号線に出て、Bゾーンに向かった。
3.畔田谷津下流域(Bゾーン)Bゾーンは、畔田谷津ワークショップのメンバーを中心にして、耕作放棄された田んぼの草を刈り、湧水をためている。下草を目一杯ではなく、余裕を残して刈ることにより、蛙・ヘビなど生物が生息しやすい環境にしており、サシバの餌場にもなっている。七枚田、四枚田を見ながら、遊歩道を手繰川方面に向かった。