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岩富を歩く

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 2021/07/28 佐倉市岩富長福寺下の谷津田周辺の生物観察調査 佐倉ボーイズグランド岩富グラウンドに集合し、谷津田周辺の水路や斜面下部の裾刈り草地を中心に観察をした。  ウワミズザクラの実も熟し始め、クサギの花は良い香りを放っていた。アキノタムラソウやワレモコウ、カワラナデシコの花を愛でながらカタクリ自生地付近まで行ったところ天候が悪化し、雨が降ってきたので、11:30で観察調査を終了した。 佐倉里山支援28のホームページへ

佐倉市の里山の現状と課題

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 2021/07/21  佐倉市環境部生活環境課の方を講師にして、「環境」についての定義、佐倉市の自然環境が印旛沼とそこに流れ込む河川、河川を作る湧水、湧水を涵養する北総台地の谷津地形について学んだ。 市内には169ヶ所の谷津があったが、その9割は工作が放棄され、現在は谷津地形の60ヶ所は消滅してしまったとのこと。 佐倉市では、1977年から植生について市全域の植物の生態調査を行い、1980年に「佐倉市河川の生物」、1995年に「佐倉市水辺の生物」、2000年には、「佐倉市自然環境調査報告書」を作成した。(その概要版「佐倉の自然」を参加者にいただいた。) 自然環境調査で判明した重要地域として、飯野、畔田沢(畔田谷津)、小篠塚、上勝田(タキヤツ)、岩富の5か所がある。 2006年に谷津環境保全指針を作成し、市民協働による体制で谷津景観の保全、生物・生態系の保全、水源の保全、自然と文化の継承を推進していくこととなった。佐倉市では、畔田沢周辺に2005年から(仮称)佐倉西部自然公園を整備することとした。 畔田沢周辺はオオタカ、サシバ等の猛禽類や、その餌となるニホンアカガエルなどのたくさんの生き物が生息しているため、下流域は、畔田谷津ワークショップによる管理を行い、上流域は市民ボランティア団体による整備を行っている。 現在第2次環境基本計画が2020年3月に作成され、谷津保全を継続する仕組みづくりを重点プロジェクトの1つに設定した。市民カレッジ2年の私たちのまちづくり「佐倉里山支援28」は、その実践団体として今後の活動に期待している。との激励をいただいた。 佐倉里山支援28のホームページへ

佐倉市民の森を歩く

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 2021/07/07 佐倉市民の森は、佐倉市土浮地先にある面積約2haの森です。佐倉くさぶえの丘の向かい側に位置し、旧増田家住宅の横から道は続いています。 協働エリアは明るく、コナラやクヌギ、タラ、ムラサキシキブ、多種多様な広葉樹や草本を見ることができました。 本来里山では、薪炭にするため定期的に伐採が行われていましたが、現在ではそういった利用もないため15~20mの高さとなる樹木が多くみられました。 カシノナガキクイムシによるナラ枯れのコナラも5本以上発見されており、今後が危惧されます。 佐倉里山支援28のホームページへ

2021/07/07 鷹匠清水で湧水を見る

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   佐倉城址公園は下総台地の上にあり、関東ローム層とよばれる火山灰土で覆われている。 関東ローム層は雨水を吸収しやすく、その下には地下水として貯留する層があり、下部には凝灰岩質粘土層がある。  鷹匠清水は、その地層の異なる部分から地下水が湧き出ているところであり、本来湧き出た水は真直ぐに高崎川に注いでいた。30年ほど前から「人と自然をつなぐ仲間・佐倉」が広葉樹の苗木を植え、小川や池を作り、湧水の管理とビオトープづくりを進めている。 今回の観察では、10か所を超える湧水の水源を見ることができ、ハグロトンボやモンキアゲハ、サワガニ等も見ることができた。 佐倉里山支援28のホームページへ